宗教をやって失ったものありますか?の質問に答えてみる

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物心ついたときから30数年間、組織宗教2世信者として活動していました。

プロフィール
ご覧いただきまして、ありがとうございます。 嶋田コータローと申します。 Twitter: note: 兵庫県在住の3...

昨日は、宗教をやって得たものについて書きました。

宗教をやって得たものありますか?の質問に答えてみる
物心ついたときから30数年間、組織宗教にいた者としてお答えします。 この質問は、宗教現役のころのほうがよく聞かれました...

今日は失ったものについて答えます。3つあります。

教育を受けるチャンス・職に就くチャンス、人との付き合い、30数年間の交友関係

教育を受けるチャンス・職に就くチャンス

高校卒業してから今日までの約20年間、職歴多数ありますがそのほとんどがアルバイト。

なぜかって?「すべては宗教活動のために!」がモットーとされていたからです。

「アルバイト+宗教活動」これが美徳とされていました。

なので、高校卒業→大学→正社員 という選択をする者は、悪魔と世の中にそそのかされた愚か者扱いです。ぼく自身は、大学→正社員が最善の選択だとは全く思っていませんが、それでも人には選択の自由があり好きな道へ進めます。それを宗教教条ゆえに待った!をかけるのはおかしい。

うちの実家は父が無神論者、母が信者です。幸いなことに母は激烈狂信者ではありませんので、宗教教条で子供たちを縛るのではなく、自由にさせてくれました。

ぼく自身、進学・就職をしなかったのは勉強・仕事が嫌いだったということもあるのですが、もう1つ理由があります。それは宗教刊行物とコミュニティ内からの微妙な圧力があったからです。

簡潔にいうとこんな文言。

「進学も就職も自由だよ。でもね、もし明日世の滅亡がきたらどうするの?神はあなたを救うかな?」 「進学も就職も自由だよ。でもね、世の中のことは一時的な事でいずれ滅んでいく。宗教活動を熱心にやって神に永遠に喜ばれたほうがいいよね」

これらのことが手をかえ品をかえ、日常的に刊行物を通して繰り返されます。

この植え込みが、視野の狭い二十歳そこそこの若者に、どれほどの影響を与えるか想像できますか。

従順な若者は「あぁそうだな。俺(私)も神に喜ばれたい。神にご奉仕したい」との心境に。

神を信じることは、人それぞれですから問題ありません。問題なのは、神を信じてアルバイト+宗教活動をしているようで、実は組織宗教がつくり上げた神にご奉仕しているにすぎないことです。

こういう考えが根をはるとどうなると思いますか?○○を学びたい!○○の仕事をやってみたい!とそう思っても自然と自分で自分にブレーキをかけるようになります。

「○○の資格をとりたい!・・・いや、まてよ。これは悪魔の誘惑だ。もし俺が○○の資格をとって職に就くとする。そうしたら宗教活動をする時間がなくなる。宗教活動を優先しない俺を神はどう思うだろうか・・・」

ぼく自身この思考パターンになっていましたし、周りの若者もそうでした。

そして脱組織をした今でも、この思考になることがあります。何か新しいことに挑戦しようとするとき、少しブレーキをかける自分がいます。「これやって大丈夫かな・・・」

今だから言います。「教育も就職も自由意志に基づいて自分で選択しましょう!」

人との付き合い

ぼくがいた組織宗教では、コミュニティ以外の人たちと過度に親しくなることはNGでした。

なぜかって?「世の中にいる人は悪魔の配下にある人、世の中にいる人は私たちが崇拝する神を愛していないから」です。ものすごく排他的ですよね。

だから学校でも職場でも親しくなれないぃ~みたいな。食事さそわれてもほとんど断るぅ~みたいな。

今思うとおかしいです。その悪魔の配下にある人たちが築いてくれた社会で、自分たちは生活しているのに。ええとこどりですねぇ。

基本的に学生はクラブ活動はNGです。この点については、割とゆるい時期もありましたが、5年ほど前に縛りがきつくなり今は禁止といってもいいでしょう。

はっきりと禁止と書かずに「自分を正当化して神の命令を無視する人がいる。例えば運動部に入るなど」とこんなニュアンスのことが書かれています。アホか!!ここでもまた組織宗教がつくり上げた神の命令なのです。神がキャラクター化されて、いいように使われているだけです。

今だから言います。「運動部に入ってはいけないという神なんていません!!人との付き合いを大切にしよう!!」

30数年間の交友関係

先日、仲良くしていた方から「もうあなた達と会うことはできません」といわれました。

なぜかって?「宗教コミュニティに参加しなくなり、かつての仲間に組織宗教の危険をことごとく伝えたことにより、ぼくらは忌避されるようになったから」です。

嶋田コータローは反逆者だから避けましょうってことです。

昔の、組織内のブラック事件的なことがネットの普及により知られてきたんです。そのことを知った信者がぞくぞくと脱退してましてね。

在籍していた組織には厳しい掟があります。かつて組織に所属していたものの、組織に否定的な人、組織の取り決めに故意に従わず自ら脱退する人とはあいさつをしてもいけない

あいさつぐらいええやろ~。

うそのようで本当の話なんですよ。メディアは宗教のことをほとんど取り上げないので知られていませんが、現実にこういうことはあるんです。

ぼくはこれまで海外1カ所、全国各地5ヶ所に住みました。

嶋田コータロー反逆者説がうわさで流れるなら、間違いなくほぼすべてといっていい交友関係がおわるでしょう。

今だから言います。「こんなことで終わる交友関係は本当の友情じゃない!!」

今日のStyle

「諸々のチャンス、世間づきあい、交友関係」を失いました。

過去を変えることはできません。くよくよと後ろばかり見ないで前進あるのみです。

家族とこれからの出会い、いろんなチャンスを大切にしていこうと思います。