面倒くさいことをやることで

「道路沿いの家は契約が取れるぞ」

 

ガス販売の委託営業をしていたころに、先輩から言われた言葉です。

 

わたしは数年間、ガス販売の飛び込み営業をしていました。簡単にいうと、「いまお使いのガス屋さんから、うちの会社のガスに切り替えませんか?」と営業して回る仕事です。

 

住宅が密集した団地からポツンと一軒ある山奥まで、どこへでも行っていました。

 

車で営業して回るのですが、当然ながら車が止めやすいところ・止めにくいところがあります。団地であれば、駐車禁止ではない路肩にとめて、その周辺を一気に回れるんです。営業しやすいエリア。競合他社も同じように回っていました。

 

その反対に、とめにくいところでは、ライバルが少なかったです。面倒くさくて行かないのです、だれも。なので「ガスの営業マンなんて会ったの初めてだよ」と家の人から言われることもしばしば。そんなエリアでは、高い確率で契約が取れていました。

 

とめにくい場所=遠くに止めて歩かないといけない→面倒くさい

 

やっぱり人間面倒くさいことがしたくないのです。わたしもそういうエリアは何度も通りすぎていました。「行ったら見込み客に会えるかもなぁ。でも道沿いの1軒のためにわざわざ遠くに止めて歩くのもなぁ」といつも思ってましたね。

 

そんなときに言われたのが冒頭の言葉です。先輩は続けて「おまえが面倒と思うということは、ほかのヤツもそう思うってこと。そういう場所へあえて行けば高い確率で取れる。回りやすいところは、ほかのヤツも回りやすい」。

 

ブログを書き、ライターの仕事をするようになって、先輩の言葉を時々思い出します。どんな仕事にも通じる考えですよね。

 

面倒なことをあえてするって大事やなと思います。

 

それをするだけでレアな情報を入手して自分だけの体験ができ、それが仕事に活かされる。

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