丹波篠山「如月庵(にょげつあん)」のぼたん鍋。栗入り味噌スープが絶品！

こんにちは、長崎出身・兵庫在住の嶋田コータローです。

兵庫県に引っ越してきて、九州にはない、いろいろな郷土食に出会っています。その1つが、猪(いのしし)の肉を使った「ぼたん鍋」。

お肉をお皿に盛った姿が、牡丹(ぼたん)の花に似ていることから、そう呼ばれている鍋料理です。

このぼたん鍋、兵庫県篠山市(2019年5月に丹波篠山市に改名される)の郷土料理なんですよ。

篠山市内を歩くと、「ぼたん鍋」とかかれた看板をあちこちで見かけます。大体11月～3月ごろまで食べられる、篠山ならではの冬の食。

冬に篠山観光をするのであれば、絶対に食べておきたい鍋です。(ちょっと高いけど) 今回、如月庵(にょげつあん)というお店へ行ってきましたので、写真や動画でぼたん鍋を紹介していきますね！

如月庵の外観と店内の座席

如月庵は篠山観光ホテルに併設された食事処。「ぼたん鍋処如月庵」とあるように、ぼたん鍋を専門に扱っているお店です。ホテルに宿泊しなくても、ぼたん鍋だけを食べに行くことができますよ。

篠山城や商店街から歩いて5分ぐらいと立地の良い場所にあるので、観光のときに利用しやすいなと感じました。如月庵の入口は車で入るにはちょっと狭いので、車で行く場合は出入りを気をつけたほうがよいです。

如月庵にはテーブル席、座敷席、掘りごたつ席があります。上写真は掘りごたつの席。一枚板のテーブルが重厚感と迫力があり、ぼたん鍋を食べるのにふさわしい^^

わたしが入店したときには、数組のお客さんしかいませんでしたが、テーブルにするか掘りごたつにするか、座席を選ぶことができませんでした。(希望を言えば選べたのかもしれないけど)

座席数は100席以上あり、団体客にも対応しているようです。

なお、支払いはクレジットカード払いはできないので、気をつけてくださいね。

今回食べたメニューは以下です。主役のしし肉が、牡丹の花のように盛られていないのがちょっと残念。

栗入り味噌ぼたん鍋には、上記のほかに、特上ロース肉・カルビ・もも肉(1人前6,670円)、特上ロース肉(1人前7,980円)がありますよ。そのほかにもぼたん鍋や一品料理のメニューがあるので公式サイトでチェックしてみてください。

2人前の野菜セット。スライス切りのごぼうが美味しかったなぁ。

小鉢は黒豆煮とあさり。

お肉・野菜をスープに投入する鍋奉行は、店員さんがしてくださいますよ。

如月庵のぼたん鍋の特徴は何？と聞かれたら、やはり味噌スープですね。ぼたん鍋を扱うどこのお店でも味噌スープですが、如月庵のスープには栗入り味噌が使われてるんですよ！

どの程度栗が使われているのでしょうか。「あ、栗だ！」とはっきりわかるほどではないです。それでもまろやかで、それでいてコクがあり濃厚！

独特な味わいで、しし肉や野菜にしみ込んだ味がなんともいえない。わたしは薄口派なので、スープだけを飲むと「う、ちょっと濃いな」と感じるのですが、味はくせになりそう！この栗入り味噌は、1人1つまで購入できるそうですよ。

しし肉と聞くと、肉のくさみが気になる人もいますが、如月庵の肉は獣臭もなく食べやすかったです。(もちろん味覚は人それぞれですが)　赤身の部分はしっかりと噛みごたえがあります。噛むほどに肉の旨味が感じられますね。ちなみに、肉は十分に煮るほうが美味しさが増すとのことです。

しめのうどん。軽く茹でてあるので、さっと火を通せば食べられますよ。でも、すこし煮込んで味をしみ込ませて、煮込みうどんのようにして食べたほうが美味しいかな。

過去にも一度ぼたん鍋を食べましたが、ホント体が温まりますね～。しし肉はカロリーが牛肉の半分でありながら、タンパク質は1.4倍あるんだとか。猪の肉というと、獣っぽい響きがありますが、じつは体にやさしいんですね～。

冬シーズンに一度は食べておきたい、篠山ならではの鍋料理。もうちょっと安ければ頻繁に食べるのになぁ笑

ぼたん鍋に肉・野菜を入れている様子、煮込んでいる様子を動画で撮ってみました。

▼店員さんが肉と野菜を投入してくださいます

▼ぼたん鍋完成！グツグツという音がそそりますね