江戸時代から食べ継がれている薄墨羊羹(うすずみ ようかん)を食べてみました。ラッキーなことに、普段利用している宅配コープのカタログで見かけまして迷わず注文。
薄墨羊羹は、愛媛県松山市の銘菓。知る人ぞ知る名物です。初めて薄墨羊羹の存在を知ったときには、名前からして「えっ、もしかして原材料に墨が含まれてるの?」と思いましたね。が、残念ながら墨は入っていません。(残念でもないか・・・)
薄墨羊羹はこんな和菓子です。
- 味:抹茶
- 特徴:手亡豆(てぼうまめ)が入っている(インゲン豆の一種で白色の豆)
- 羊羹のタイプ:寒天でつくる煉り羊羹
600以上のお土産菓子を食べてきたわたしがオススメする抹茶味の羊羹。松山土産にしたいと思える和菓子です!
愛媛県松山市の銘菓「薄墨羊羹(うすずみ ようかん)」。
抹茶味の羊羹、とても上品で雑味がない。なかに入っている白い豆(手亡豆)が、なかなかいい役割を果たしとります。おいしゅうございました。
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— 嶋田コータロー (@SRokota) 2019年3月13日
薄墨羊羹は松山の銘菓
愛媛県松山市にある老舗・中野本舗がつくる羊羹。正確な年は不明ですが、中野本舗の創業は、江戸時代中期~後期とのことです。
薄墨羊羹は、松山市の西法寺にある薄墨桜にちなんで名づけられたそうです。とはいえ、羊羹じたいは淡い桜色をしているわけでも、墨色をしているわけではありません。
菓子名からは想像できませんが、薄墨羊羹は抹茶味で、切るとなかから手亡豆が顔を出します。桜が散る様子をイメージしているそうですよ。静かに散る桜を想像しながら食べてみてもいいですね。
話が脇にそれますが、薄墨羊羹のことは、料理記者として50年以上にわたって活躍された岸朝子さん監修の「全国五つ星の手みやげ(東京書籍)」でも取り上げられています。
今回買ったの小棹タイプは700円(税抜き)。箱のサイズは縦17.5センチ。我が家は夫婦2人ですが、美味しくて美味しくてあっという間に半分ぐらいなくなりました。これでもかというほどに羊羹好きな人には、これより大きい大棹タイプを贈ってもよいかと。
薄墨羊羹が入っている袋は一般的な羊羹と同じような銀色の袋です。
薄墨羊羹の原材料・カロリー・賞味期限
【原材料】
- 砂糖、小豆、手亡豆、寒天、抹茶
【カロリー】
- 100gあたり275kcal
【賞味期限】
- 約6ヶ月(公式サイトで公表されている期間)
購入日:2019年3月12日、賞味期限日2019年9月
【薄墨羊羹を食べた感想】手亡豆がよいアクセントになっている
薄墨羊羹は抹茶が主役と思いきや、じつは手亡豆がメインではないかと思ってしまうほどです。なかに入っている豆がとてもいいアクセントになっています。
ホクッとした豆の甘みと抹茶の苦味がほどよく合わさり、絶妙な味わい!一切、雑味が感じられない。
「苦っ!」とも「濃い!」とも感じさせない抹茶の存在感。表に出すぎず、それでいて静かに味わいを放っています。後口があっさりしていて、美味しい余韻だけが残ります。
お茶とあわせてもいいですが、わたしは和菓子×コーヒーが好きなので、ブラックコーヒーと一緒に食ました。愛媛県松山といえば道後温泉が有名ですね。行く機会があれば、ぜひとも薄墨羊羹を一度手に取ってみてください~。
- リピートしたい感 ★★★★☆4
- 満足感 ★★★★★5
- オススメ度 ★★★★★5 (羊羹好きの人にはぜひ一度食べてもらい、感想を聞いてみたいです。手亡豆と羊羹が口の中で混ざったときの感覚とかを。)
薄墨羊羹はどこで買えるの?
冒頭にも書きましたが、わたしは宅配コープで注文して買いました。中野本舗の公式サイトでは、愛媛県の販売店情報として、いよてつ高島屋や松山三越があげられていますが、愛媛県以外の販売店については掲載されていません。売っているお店を見つけ次第、随時こちらに追記したいと思います。
通販であれば、中野本舗オンラインショップや楽天市場などから買えますよ。
▼包装紙には桜の花びらがデザインされていますよ^^
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