観光特産士の嶋田コータローです(@SRokota)
湯村温泉がある新温泉町の郷土料理を食べたので紹介します。
その名はじゃぶ
名前を聞いただけでは、どんな料理なのか想像できませんよね。
わたしも名前だけ聞いたときは「しゃぶしゃぶのような鍋?」。それとも「ボクシングのジャブ?(ぜんぜん料理じゃないし)」と、頭の中が??になりました。
どんな料理なのかをさきに言いますと「筑前煮のような、甘味のある煮物」です。
なぜじゃぶと呼ばれているのか、湯村温泉のどこで食べられるのか、食べてみてどうだったか、などを紹介していきますね。
地域ならではの料理を食べたい!という人の参考になれば嬉しいです。
「じゃぶ」ってどんな郷土料理なの?
じゃぶってどんな郷土料理なのか、知り得た情報をもとにまとめてみました。
どんな料理?具材は?
さきにも書きましたが、じゃぶは煮物です。具材は鶏肉、豆腐、いとこんにゃく、ごぼう、ネギなどです。
水を使わないのがポイントなんだとか。豆腐やネギなどの野菜から水分がでますもんね。
じゃぶの由来は?いつ食べるの?
煮るときに、野菜から水分が「じゃぶじゃぶ」と出ることに由来しています。
じゃぶを食べる慣習について、2014年12月5日の日本農業新聞には以下のように書かれていました。
自宅の畑でニンジンやネギなどが手に入る秋から春によく作られる。かつては年に1回、9月の秋祭りに食べるごちそうだった(日本農業新聞より引用)
昔から行事などあるときに大量につくって皆にふるまっていたんでしょうね^^
じゃぶがいつごろから食べられていたのか調べてみましたが、残念ながら詳細はわかりませんでした。遅くとも明治時代には食べられていたようです。
家庭で簡単につくることができる
じゃぶは家でつくることもできますよ。以下のサイトにレシピがのっているので、作ってみたい人は参考にしてください。
→新温泉町浜坂の郷土料理「じゃぶ」は栄養豊富なおもてなし料理
荒湯の向かいにある「栃泉」で食べられます
湯村温泉のすぐそばにある「栃泉(とちせん)」で食べられますよ。上写真の赤印から入れば、栃泉のお食事処があります。
- メニュー:じゃぶ定食(ご飯・みそ汁・じゃぶ・漬物)
- 値段:750円
*栃泉にはじゃぶ定食以外にも、うどんやそばなどあります
栃泉以外のお店でも食べられるかどうか調べてみましたが、残念ながらわかりませんでした。
栃泉で食べられるという情報は「おもしろ昆虫化石館」の受付の方が教えてくださいました。(おもしろ昆虫館にじゃぶのレトルトが販売されていると聞いたので行きました。売っていなかったですが^^;)
旅行者の中にはご当地モノ好きもいると思うので、どこで食べられるのかなど、観光協会のサイトなどでもう少し情報発信をしておくと助かるかなと感じました。(ってあんた誰目線やねんと言われそうだが)
じゃぶの味は?おばあちゃんちで食べたことがあるような!
とっても素朴な煮物で、味は甘め。鶏肉、ごぼう、ネギ、豆腐がなかよく煮込まれていて、いい味を出していますね。
in 兵庫県湯村温泉の続き
新温泉町の郷土食「じゃぶ」を食べてきた。中身は鶏肉、豆腐、いとこんにゃく、ごぼう、ネギなど。野菜から水分が「じゃぶじゃぶ」と出ることに由来するんだとか
懐かしさを感じる味で思わず「お、おばあちゃん・・・!」とつぶやきたくなる。栃泉で食べられます#湯村温泉 pic.twitter.com/Vvt2LS5lTn
— 嶋田コータロー (@SRokota) October 23, 2019
上のわたしのコメントが食べた率直な感想です。「お、おばあちゃん・・・!」と思わずつぶやきたくなる懐かしい味。
おじいちゃんおばあちゃんの家で食事をすると、じゃぶのような煮物が出てきたという経験がありませんか?
じゃぶを食べていると、すごーく懐かしい気分になります。落ちつくやさしい味の煮物^^
余談ですが、定食のご飯も美味しかったです。お米は但馬産のコシヒカリでしょうか。お米の味には期待していなかっただけに、嬉しかったです。
ご当地モノが好きな人、郷土食に興味がある人は、ぜひ湯村温泉へ行ったときに「じゃぶ」を食べてみてくださいね。
以上、新温泉町の郷土料理「じゃぶ」の紹介でした\^o^/
▼湯村温泉の観光スポットや食事ができるお店、お土産屋さんの情報は以下にまとめていますので参考にしてください。
![](https://rokotastyle.com/wp-content/uploads/2019/10/yumuraonsen-spot-160x90.jpg)
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