ぼくの動きは通所者の生活力が向上することにつながってるだろうか?
こんなことを考えながら、就労継続支援B型事業所で生活支援員として活動してます。
就労継続支援B型事業所って何? 生活支援員って何?という方はこちらをどうぞ。
生活支援員としてNPOで働いてみたい。
生活支援員に興味があるけど何をしてるかよくわからない。
生活支援員の1日の動きってどんなかんじなの?
こんな声にお応えするべく、ぼくの1日の動きをまとめてみました。
1点注意をば。あくまでも、ぼくの1日でありこれが全ての事業所にあてはまるわけではありません。
ぼくが住む兵庫県内だけでも、B型事業所は500以上あります。全国だと何千、何万レベルになるでしょう。事業所ごとに作業内容にも違いがあります。
これを踏まえてお読みいただければ嬉しいです。
午前中
8:30 出勤、短いミーティング
朝一でその日の動きを把握します。
自分の担当作業は何か?関心を向けるべき人はだれか?
9:00~ 通所者の送迎
大抵の事業所は送迎を行っています。
送迎は通所者と知り合う絶好のチャンスです。作業中はそんなに雑談もできないので、この時間は意外に貴重なのです。黙って車を運転するだけなんてもったいない(自戒をこめて)
雑談して生活の様子を知るようにしてます。
好きな食べ物の話はいいですよ。普段の食生活が少しわかるので、どんなサポートをしたらいいか見えてきます。単純に食の話は盛り上がるから楽しいというのもありますけどね。
10:00~ 作業開始(途中休憩をはさみます)
企業からいただく内職の軽作業です。作業内容も事業所によって違います。
紙を折ったり鉄製の部品をはめたりする簡単なものが多いかな。
自分たちで製品をつくってそれを販売する事業所もありますね。
例えばパンをつくって販売したり、編み物・裁縫など手芸品に力を入れてたりします。
ぼく自身も作業をするのですが、作業自体に没頭しないよう注意しないといけません。
あくまでも通所者のサポートがメインだからです。
職員は作業内容に通じてて当然とみなされるので、作業をうまくやったからといって褒められることはありません。
通所者がスムーズに作業できるように援助するのが、生活支援員の役割の1つです。
通所者の作業をよく見守って、どんなスキルをさらに伸ばすといいか?何を難しく感じているか?を考えています。人それぞれ特性が違うので、得意な分野を伸ばしてもらって、それが就労につながるようにサポートしたいですね。
昼休み
12:00~ 昼休み、1時間の休憩
昼休みは皆さんと一緒に遊ぶよう心がけてます。オセロをしたりサッカーしたり。
遊びを通して、自分で楽しみを見つけるスキルを伸ばしてもらいたいと思います。
ぼくが特に力をいれてるのはこの部分なんですよ~。どう生活を楽しむか?
「生活の基礎は仕事、仕事がうまくいけばプライベートも充実する」この考えがまだまだ根付いてますが、ぼくはこの逆だと思うんです。
「生活の基礎はプライベート、プライベートが充実すれば仕事もうまくいく」
自分が楽しいと思えるものを1つでも見つけられるように、いろんなことに取り組みたいです。
一緒に図書館に行く、写真を撮る、スポーツする、スケッチする、絵を描く、プラモデルをつくる・・・
やっていくうちに、「あっ、これ好きかも」というのが出てくるはずです。こうなれば毎日の生活が少しずつ楽しくなる。楽しくなれば、就労への意欲もわいてくる。そうなったらいいなぁ。
遊びの選択肢がふえるようにサポートしたいですね。
午後
13:00~15:00 作業再開(途中休憩をはさみます)
午前の作業の続きを行います。終わる時間は事業所によって違います。
午後は疲れが少し出てくるので、表情を注意して見てます。集中力もだんだんと切れてくる。
声をかけつつ一緒に作業を行います。
15:00 送迎
午前と同じように送迎をします。帰りの車内は、皆さん一日作業をして疲れていることもあり静かです。
16:00~17:00 通所者の様子を振りかえる 雑用
職員同士で通所者に何か変わりはなかったか、様子を振りかえります。職員同士で情報を共有しておくことは必須ですね。
洗濯したり作業の残りをしたりします。
明日の作業の準備をして、一日の業務が終了~。
さいごに
簡単にぼくの1日の動きをまとめてみました。
生活支援員として「人に関心を示し続けること」は必要なスキルだと感じています。
通所者の生活力の向上につながるサポートをこころがけていきます~。
当ブログで生活支援員について書いた記事をまとめていますので、ぜひこちらも読んでみてください。
▼仕事をしていくうえで役に立った本です。
コメント
この記事役立ちました。助かります。
コメントいただきありがとうございます!
お役に立ててなによりです^^