忠臣蔵の聖地、兵庫県赤穂市の名物・塩味饅頭をつくる三島屋本店へ行ってきました。
2019年3月に、赤穂市内で塩味饅頭をつくる6店舗を巡ったのですが、わたしと妻の味覚では三島屋の塩味饅頭が一番気に入りました。
塩味饅頭は生地が硬めなのが特徴なんですが、三島屋のものは割りとやらかかったです。
三島屋本店について
三島屋本店がある赤穂市御崎は、瀬戸内海に面した岬になっています。ドライブにいいスポット。近くには温泉地、海洋科学館、遊園地など遊ぶ場所があるので、観光の帰りに三島屋へ寄って塩味饅頭を買って帰るもよいかと。
塩味饅頭に同封されていた菓子の栞に、饅頭の由来が書かれていました。栞によると、江戸時代に大石饅頭と呼ばれていた塩気のある饅頭が、天保(1831年~1845年)の頃に三島屋徳次郎をはじめとした名手によって改良が加えられ「塩味饅頭」と呼ばれるようになったとのこと。三島屋本店は三島屋の流れをくむお店だそうです。
わたしがこの目でみたわけじゃないんですが、聞くところによると、餡を炊くときには薪を使っているんだとか。
店内に入ると目の前に茶室がありますよ。
4,5年に1度開催される全国菓子大博覧会で受賞されています。余談ですが、受賞されている23回大会は岩手県盛岡で開催されました。
三島屋本店の塩味饅頭は一番小ぶり
6個入りを買いました。三島屋本店の塩味饅頭は赤穂浪士の討ち入りの様子が描かれた箱に入っています。江戸時代にタイムスリップしたかのよう。歴史が感じられるこういうパッケージ好きだなぁ
これはたぶん大石内蔵助でしょう。
吉良邸に討ち入る赤穂浪士。
6個入りには白、きな粉、抹茶の3種類が2つずつ入っています。個包装のデザインは、浅野家の家紋。(大石内蔵助の主人ですね)
三島屋の塩味饅頭は、赤穂市内の塩味饅頭のなかでは一番小さいと感じました。塩味饅頭ってけっこう硬いんですが、三島屋のはやわらかい!寒梅粉の生地がほろほろっとくずれて舌ざわりがいいですね。
わたしの味覚では、甘みがわりと強めに感じました。塩気はそれほどないかな。甘みと塩気のバランスが絶妙で好みの味!とても上品な味。後味よく、くどさを感じず大変満足しました。もう一度食べてみたいと思えた塩味饅頭です。
わたしが塩味饅頭を買っているわずか5分ぐらいの間にお客さんが2人入ってこられました。おそらく地元の方でしょう。バラで白を3個買っておられました。(職業柄、人が何を買うか見てしまう) 「饅頭食べたいねぇ。三島屋にちょっと寄っていこうか」なんて感じで、地元の方に愛されているお店なんだろうなぁと空想してしまいました笑
きなこ味の塩味饅頭
三島屋にはきなこ味の塩味饅頭もあります。他店では食べられないので、三島屋へ行くのであればぜひ食べてもらいたいです。きなこの風味がとてもいい。
原材料・賞味期限・値段
【原材料】
- 小豆、砂糖、寒梅粉(もち米(国産))、塩、水飴、抹茶、きな粉(大豆を含む)
【賞味期限の目安】
- 購入日:2019月3月14日、賞味期限日:2019年3月24日
【値段】
- 6個入り500円
6個入りのほかに10個、15個、20個、25個、30個入りがあります。
三島屋本店の場所・営業時間・駐車場
- 住所:兵庫県赤穂市御崎341-1
- 電話番号:0791-42-2024
- 営業時間:8:00~19:00
- 定休日:年中無休
- 駐車場:あり(お店兼自宅?の隣にあります)
- 公式サイト:なし
お店の前の通り。
赤穂市内にある塩味饅頭の食べ比べ
以下は、赤穂市内にある6店の塩味饅頭を食べたときの感想を書いたブログです。塩味饅頭選びの参考にしてもらえれば嬉しいです\^o^/
赤穂名物・塩味饅頭(まんじゅう)6種類を食べみました。おすすめは?
コメント
こんばんは!
今日赤穂の温泉に岡山の家族と合流して、牡蠣を堪能してきました。そして帰りに三島屋へ。
きなこ味が香ばしくて^_^新鮮な塩味饅頭はこんなに柔らかいんだと感動でした!
他の店のとどう違うんだろう…と検索したところ、コータローさんの所にたどり着きました。やっぱりあった!食べ比べ、ありがとうございます。
三島屋の店内は、こぢんまりしていて、暖簾の向こうからお饅頭を運んできてくれるところが奥ゆかしい。ついお喋りしてしまうアットホームさですね。
今回の記事をみて、賞味期限の短さにビックリでした。子供の頃の記憶には、放置されてカチカチの塩味饅頭。
こんな柔らかさを、ぜひ美味しいうちに味わっていたら、もっと前から塩味饅頭好きになっていたでしょう(ToT)