山梨県と聞いて、歴史好きであれば戦国武将の武田信玄を思い浮かべると思います。織田信長の時代に活躍した人で、人を大事にした人物としても有名。
山梨には、武田信玄の名前にちなんだお土産菓子があるんですよ。その名は桔梗信玄餅。(読み方は「ききょう しんげんもち」) きなこ餅に黒蜜をかけて食べる餅菓子です。
わたしは小学生のころに見た武田信玄の大河ドラマで信玄ファンになりましたので、はじめて信玄餅を見たときには衝撃的でした。こんなお菓子を作って武田信玄に怒られないのかなという思いがありつつ(なんでやねん)、食べる前からネーミングだけで信玄餅のファンになっちゃいました。
で、食べると美味しかったので、より好きになりましたね。そんな思いのある桔梗信玄餅を、豆知識やおすすめの食べ方といっしょに紹介していきます~。
桔梗信玄餅について
桔梗信玄餅は、創業1889年(明治22年)のお菓子屋さん・桔梗屋がつくっています。1968年(昭和43)の発売以降、ずっと人気を保っている餅菓子。
てっきり武田信玄が食べたお餅にちなんだお菓子なのかなと思っていましたが、武田信玄とは直接には関係ないそうです。と、2017年10月12日放送のテレビ番組「カンブリア宮殿」で、桔梗屋の方が話しておられました。(その回は桔梗屋特集だった)
またカンブリア宮殿で扱われた話になりますが、信玄餅は1日12万個を製造しているそうで、きな粉はなんと1日400キロ使用するのだとか。すご~。
桔梗屋は工場の見学や詰め放題のイベントなどなど、楽しむところが盛りだくさんなので、もはや山梨の観光スポットになりつつありますね。(もうなってるか) 桔梗屋が運営するテーマパークやホテルもあるんですよ。・・・って、色々情報を言いましたが、わたしはまだ行ったことがないですけど。
ビニールの風呂敷包みは手作業!
桔梗模様の袋のなかには、上写真のようなビニールの風呂敷包みが入っています。こちらのビニールの風呂敷は手作業で一つひとつ包んで結んでいるんですよ。
番組内で、工場の人が何秒で結べるか測ったところ、4.5秒という結果が。わたしもやってみましたが全然ダメでした。素早く、しかもキュッとキレイに結ぶは思ったより難しいですね。
手元に届いた信玄餅1個の背後には、いろいろな人の思いや働きがあるんだなと、改めて感じました。ありがとうございます!
桔梗信玄餅1個のサイズ感はこんなかんじです。1つの容器の中に、ひと口サイズのきな粉餅が3つ入っています。黒蜜と楊枝付です。
桔梗屋おすすめの桔梗信玄餅の食べ方
好きなように食べたらよいと思いますが、せっかく同封の菓子の栞や番組で桔梗屋おすすめの食べ方が扱われていましたので、その通りにやってみました!
桔梗信玄餅の食べ方のポイントは3つです。
- 風呂敷を活用する
- きな粉がこぼれても気にしない
- 容器の中に黒蜜を注入する
上記のポイントを意識しつつ、食べていきます。
① ビニールの風呂敷を広げる
開封直後にビニールの風呂敷を捨てないように注意。これを有効活用します。上写真のようなかんじに広げます。
②餅を1つ取り出す 安心してきなこをこぼす
「あ~、きな粉がこぼれちゃった・・・」と、絶望しなくても大丈夫。風呂敷はきな粉がこぼれたときのためにあるのです!!
と、そんなようなことを、カンブリア宮殿で桔梗屋の方が話しておられましたので、安心してドバーッときなこをこぼしましょう!こぼれることを想定して風呂敷がちょっと大きく作られているんでしょうね。
ということで、きな粉がこぼれても気にせずに、餅を1つ取り出します。
③餅を取り出した部分に黒蜜をかける
空いたところに黒蜜を好きなだけ入れましょう。
④餅を黒蜜に絡める
さきほど取り出した餅を容器に戻します。黒蜜を十分に絡めたら食べる準備完了です!さぁ食べましょう!
【食べた感想】モチモチきなこ餅と黒蜜の相性バッチリ
やわらか~いきな粉餅と黒蜜の相性がとてもよく、もちもち美味しい!!とろ~り黒蜜のコクのある甘さが、餅の美味しさを引き出していますね。
どうしてもインパクトのある黒蜜が目立ちますが、国産大豆100%のきな粉があってこそだよなぁと、モギュモギュと信玄餅を頬張りながら考えてしまいました。
冬場に購入するときは保存状態に気をつけてくださいね。保管場所が13度以下だと餅が固くなるとのこと。つい高温多湿を避けないとと思い、寒い部屋に置いてしまいますが逆効果です。(実際、わたしは10度以下の部屋に置いてしまい、固くなっていた^^;)
固くなったときには温かい部屋に一定時間置いておくと、やわかさが戻りますよ。
桔梗信玄餅のパッケージの種類
桔梗模様のパッケージは、このページで紹介した青のほかに、赤・白があります。あとビニールの簡易包装。お菓子の中身はどれも同じです。何色のパッケージが人気なんでしょうかね~。
桔梗信玄餅は、山梨県以外でも一部の高速サービスエリアや百貨店などで見かけることがあります。わたしはそごう神戸で購入しました。山梨県の代表的なお土産菓子なので、ぜひ一度食べてみてくださいね!
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