こんにちは!
おみやげライター嶋田コータロー(@SRokota)です。
わたしのツボにはまる、大変興味深い場所へ行ってきましたので紹介します。
おそらく今後何度も訪れるであろうその場所とは「あずきミュージアム」。
兵庫県姫路市にある世界初の小豆の博物館です。
初めてと言っていいほど小豆についてあれこれ知って目が開けました。書き出すと延々と続くことになるので、簡単にまとめてみました。
あずきミュージアムについて
兵庫県姫路市に本社をかまえる和菓子屋「御座候(ござそうろう)」が運営する博物館です。
御座候は主に関西を中心に展開していて、御座候という今川焼を看板商品としています。(九州では回転焼というあれ)
あずきミュージアムは2009年にオープンしており、小豆だけの博物館としては世界初なんですよ。
「あずきミュージアム」とかかれた入口から入ると、敷地の中にはミュージアムのほかに製あん工場(あんをつくる)、できたての御座候を食べられる工場ショップがあります。
ミュージアムの前に工場を見学しましたので、まずそちらから書きます。工場見学は無料です。
あん製造ライン
工場は4階建で、見学できるのは1階と2階の一部です。
小豆と砂糖を炊く、あんを冷やす、あんを充填する、マシンを洗浄する、こういった様子をみることができます。
▼世界の平和と幸せのために、毎日あんを作っておられるのですね
▼ワゴンに入っているのはあん
▼あんが次の作業場へ送られています
▼あん製造マシン
上の写真は「御座候の赤あん」をつくる機械で、ここに18台あります。なんと1日1台で3,300個分の赤あんがつくられるとのこと。ほぉ~~!そんなにですか!
そうやってつくられたあんは、全国の御座候の店舗へ毎日送られます。
▼北は北海道から南は中国・四国
見学は30分でコンパクトに説明してくださいますので、大体の流れがつかめます。
毎日すごい量のあんこが作られてるのにビックリ。においがよかったです笑
工場内がとても清潔に保たれてるなぁと感じましたね。
あずきミュージアムで学んだ小豆の知識
工場を見学したあとは、あずきミュージアムにて小豆だけに豆知識を学びました。
残念ながらミュージアム内のほとんどの箇所は撮影NGですので、肝心のいい写真はありません。
▼こちらが入口
忘れないうちに小豆について知ったことを書いておきます。初めて知ったことばかりで、「ちょっと聞いてよ~」というのもありますね。
とくに関連性も考えず、思いだしたままダーッと書きます!
小豆は世界でマイナーな豆
日本に住んでいますと小豆ってメジャーのように感じます。誰でも一度は食べたことがあるのではないでしょうか。
しかし!世界的に見ればマイナーもマイナー。
世界で栽培されている豆たちを、その量が多い順に並べてみますとこうなります。(2006年調べ)
- 大豆(22,150万トン)
- 落花生
- いんげんまめ
- えんどう豆
- そらまめ
- 小豆(50~60万トン)
マイナっ!
小豆ができるまでの日数
たねを蒔いてから成熟するまでの日数は130日とのこと
小豆にも品種がいろいろあるよ
わたしの頭の中では「は?小豆の種類?そんな言われても小豆は小豆やろ」と、こんなレベルでした。
ひと口に小豆といいましてもこんな種類があります。(北海道だけでも)
- エリモショウズ
- きたほたる
- きたのおとめ
- しゅまり
- サホロショウズ
- きたろまん
- アカネダイナゴン
・・・まだまだあるよ~
全然知らんかったばい・・・
小豆の栄養
一粒の小豆の栄養はこんな感じ
- 炭水化物:59%
- タンパク質:20%
- 水分:16%
- ミネラル:3%
- 脂質:2%
「小豆」がつく地名は福島県がもっとも多い
全国各地に「小豆」とつく地名があります。
例えば、わたしの地元長崎には「小豆崎」という地域があります。
こんな感じで「小豆〇〇」をさがしたところ、福島県がもっとも多く、その数は18箇所。
ミュージアムの方のお話によりますと、小豆の産地と関係があるのではないかとのことでした。実際、昔から福島県は小豆産地として知られているんですよ。
これはなかなか興味深い情報です。
小豆の品種「エリモショウズ」
昭和56年に小豆の品種として登場した「エリモショウズ」。もっとも多く栽培されている小豆です。
それがこちら!
▼これが小豆なのですよ!
小さくて房がどうなってるのかわからないということで、10倍に拡大したものがこちら。
▼実物大を10倍化。ん~、写真ではこの大きさがいまいち伝わらんかな。
この房から小豆が採れるとですたい。
あずきミュージアムには年間パスポートもあるよ
いや~、とにかく学ぶことが多くて多くて、楽しかった~。
あずきミュージアムが好きになりました!!
思い切って年間パスポートを購入(2500円)。わたしにとっては安過ぎるといってもいい値段です。
じっくり見ていないところがまだまだあるので、何度も通います。そのうち全部覚えるでしょう!
あんこ好きの人はぜひ行ってみてください~。
あずきミュージアムのアクセス
あずきミュージアムの入館料・営業時間
- 住所:兵庫県姫路市阿保甲611番地の1
- 電話:079-282-2380
- 営業時間:10:00~17:00(入館は16:00まで) 毎週火曜日がお休み
- 駐車場:60台分
- HP:あずきミュージアム
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