こんにちは!
おみやげライター嶋田コータロー(@SRokota)です。
昨年の12月、故郷長崎への帰省のおり、平戸市へ行って来ました。
目的の一つは、創業500年以上という長い歴史をもつ蔦屋さんをたずねるため。
初めて行って感動しました。
「あぁ、ここに平戸の長い歴史がつまっているのか・・・」と思うと感慨深いものがありましたね。
と、蔦屋さんを紹介するまえに、平戸についてもちょっと。
長崎県平戸市がどのあたりにあるかわかります?
▼このへん
平戸は島なんです。地図でも平戸島ってかかれてますよね。
現在は本土とつながる橋がありますので、車で自由に行き来できます。
じつは平戸はいち早く南蛮貿易の拠点となった場所なんです。
1550年にポルトガル船が入港し、それから貿易がはじまることに。
オランダ商館やイギリス商館が設置された歴史もあります。
かなりの重要拠点だったわけですが、意外とこういったことは知られてないような気がしますね。
長崎旅行する人は多いですけど、ぜんたいてきに平戸を訪れる人って少ないんじゃないかな。長崎市内からだと車で2時間ぐらいかかりますしねぇ。
そんな平戸市には、ポルトガル船がくるよりも前に創業した和菓子屋さんがあるのです。
それが蔦屋。カスドースというお菓子が有名ですよ。
創業1502年ですよ!織田信長が1534年生まれですから、それよりも前。いかに昔なのかがわかりますね。現在の当主は24代目だそうです。
おそらく長い歴史のなかで改修もされたことでしょう。店内はとてもキレイで明るい雰囲気。現代らしくもあり、それでいて歴史を感じる店内です。
店内に入って左手がカスドースなどのお土産を販売しています。
▼洋菓子製造コーナー
和菓子だけではなく、洋菓子も手がけているようです。
わたしが入店したさいも、上写真の製造コーナーで店員さんが作業をされていました。
▼店内入って奥
奥へ進むと畳の部屋があり、ここでコーヒーなど飲み休憩できるようです。
▼和室
代表銘菓 カスドース
蔦屋さんの代表銘菓はカスドースです。
カステラに卵黄をからめて糖蜜で揚げてあります。表面のキラッと光るのはグラニュー糖。
とってもあま~いお菓子です。いまよりも砂糖が貴重とされていたころは、相当重宝されたお菓子だったんじゃないかと思いますね。
昔は平戸・松浦藩専用のお菓子でしたので、庶民の口には入らなかったんです。
これはわたしの考えですが、もし一般市民のお菓子として昔から定着していたら、いまごろカステラよりも知名度の高いお菓子、そしてお土産品となっていたんじゃないかと思います。
これだけの歴史をもちながら、意外とカスドースを知らない人って多いんですよ。長崎県人でも。
これからも600年、700年、・・・1000年と、ずっと伝えられていってほしいお菓子です。
長崎旅行をするのであれば、ぜひ足をのばして平戸へも行ってみてください!
▼カスドースを食べた感想はこちらにも書いています。
アクセス
店舗情報
- 住所:長崎県平戸市木引田町431
- 電話:0950-23-8000
- 営業時間:9:00〜19:00
- 定休日:年中無休
- 公式サイト:蔦屋
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