江戸時代から伝わる、三重県亀山市の銘菓を食べたので紹介します。
370年余年の歴史がある和菓子。寛永年間(1624~1644)に創業した、深川屋がつくる「関の戸(せきのと)」です。
三重県亀山市といえば、江戸時代に宿場町として栄えたところ。関宿(せきじゅく、せきしゅく)として知られています。(東海道五十三次のなかで47番目の宿場) そんな宿場にちなんだ和菓子です。
求肥×こしあん×和三盆糖という組み合わせで、とっても上品な味わいでした!
深川屋の関の戸について
関の戸はこし餡が入った餅菓子です。表面には高級砂糖といわれる和三盆糖がまぶされています。和三盆糖とは、四国の香川県・徳島県で昔からつくられている砂糖です。溶けるような口当たりのよさが特徴的な砂糖。
そんな和三盆糖ががまぶされていることもあり、関の戸の味わいはとても上品です。菓子の味だけじゃなくて、関の戸の歴史もまた人をひきつけるんじゃないかと思います。
関の戸に同封されている菓子の栞に書かれていますが、1780年に書き記されたレシピを今も受け継いで作っているそうですよ。それだけの歴史があるのだから、きっとお店も素敵にちがいない。
・・・と思って深川屋の公式サイトを見てみると、店内の写真が掲載されていました。なんとなく江戸時代の雰囲気を感じることができますよ。(って、江戸時代に生きてたわけじゃないけど笑) ぜひお店にも足を運んでみたいですし、亀山市に残る宿場の町並みも見てみたいなぁ。
6個入りは箱の長さは20cm超あります。
このページで紹介しているのは6個入りです。細長い箱に、一つひとつ包装された関の戸が入っています。小ぶりで、ホントにひと口サイズです。
【食べた感想】小豆の存在感と和三盆糖の上品な甘みが際立っている
さきにも書きましたが、なによりもちっちゃいサイズに驚きました。和菓子の雑誌なんかで見ると、もっと大きく見えるので、温泉饅頭ぐらいあるのと思っていました。
餅菓子ではあるものの、サイズのせいもあってか、餅自体の存在感はそれほどなく、大福のように「餅を食べている!」というかんじはしませんね。
ひと口入れると、さらりと溶ける和三盆糖とこし餡の味がやってきます。口にいれたときに感じた甘みがとても印象的でした。口当たりがとてもよく、やさしい甘さに気持ちがほっこり。
わたしには、こし餡の味があとを引くように感じられまして、小豆好きにとってはたまらない後口でしょう。絶妙な味わいとはこういう味をいうんだろうなと思いました。
「お茶請けとして美味しい和菓子をちょっと食べたい」、そんなときによいと思います。味のよさはもちろんのこと、370年ほどの歴史を持つお菓子ってそうないですから、亀山市付近に観光で行く機会があれば、ぜひ一度食べてみてほしいです!
関の戸の原材料・賞味期限・値段
【原材料】
- 砂糖、小豆、水飴、餅粉(国内産)、トレハロース
【賞味期限】
- 製造日から15日間
【値段】
今回購入した6個入りの価格です。
- 500円
関の戸はどこで買える?
深川屋公式サイトに取り扱い店舗が掲載されています。三重県内ではいろんな場所で販売されていますよ。東京、横浜、北海道、福岡などの百貨店でも買えるようです。
おまけ:関の戸にはあんぱんもあるよ!
きょうのあんこは
深川屋さんの
「関の戸あんぱん」です東海道の関宿で
創業370余年の老舗こしあんを求肥で包み
阿波和三盆をまぶした
銘菓「関の戸」が
3つ入ったあんぱんあんこの中で
和三盆が結晶になって
しゃりしゃり!ごちそうさまでした♪#きょうのあんこ #深川屋 #関の戸あんぱん pic.twitter.com/3GEsk7ZyJ6
— あんこ (@kyounoanko) 2019年3月8日
なんと、関の戸にはあんぱんがあります!食べた人の感想を見ると、パンの中に関の戸が3つ入っているそうですよ。どんなかんじなんだろう~。こちらも気になります!
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