こんにちは、長い歴史をもつお土産に目がない嶋田コータローです。
九州・熊本県に400年以上の歴史をもつ和菓子があるのを知ってますか?
その名前は「朝鮮飴(ちょうせんあめ)」。創業1582年の老舗・園田屋がつくっている餅菓子です。
小学生のときに初めて食べて以来、想い出のお土産菓子としてずっと心に残っています。久しぶりに購入して食べましたので、写真や食べた感想を記録しておこうかと。
「園田屋の朝鮮飴を食べてみようかな」「食べた人の感想を聞きたい」。そう思っている人の参考になれば嬉しいです。
それでは紹介していきます~。
園田屋の朝鮮飴ってどんなお菓子?
冒頭に書いたように、朝鮮飴は餅菓子なんです。飴(あめ)と書かれているけど、お餅。
正確にいうと求肥(ぎゅうひ)です。*求肥とはもち米に砂糖や水飴を加えて、練ってつくられたもの。
朝鮮飴の由来は、豊臣秀吉の時代にまでさかのぼります。1590年代の朝鮮出兵に参加した熊本の大名・加藤清正が兵糧として持参したことから、朝鮮飴と名づけられたそうです。
その後もずっと名前を変えずにいて、いまでは熊本を代表する銘菓・お土産として知られています。400年以上の歴史、すごい~!
熊本城の銀杏の木に由来(?)
パッケージに描かれているお城と銀杏(いちょう)の葉。
おそらく、これは熊本城とお城に植わっている銀杏の木をイメージしているんじゃないかなぁ。(園田屋の公式サイトには説明されていないので、わたしの推測になりますが)
加藤清正が熊本城に銀杏の木を植えたといわれています。熊本城は別名・銀杏城とも呼ばれてるんですよ。
朝鮮飴の食べ方は?
箱を開けてみると・・・、中身が真っ白!
白い粉の正体は片栗粉なんです。かなりたっぷりまぶされています。片栗粉に覆われいてわかりづらいですが、すでに二口サイズぐらいにカットされています。
片栗粉を少し落としてから食べるのがよさそう。(とはいえ、水で洗い流したりしないように) たくさんついたまま食べると、片栗粉の味で口の中がいっぱいになるので笑
園田屋の朝鮮飴は弾力のあるモチモチが美味しい!
園田屋の朝鮮飴は長方形で、大きさや厚みはこのぐらい。ひと口でパクッと食べるのが通(朝鮮飴を食べるのに通とかあるのか?)
とろけるようなやわらか~い食感ではなく、しっかりと弾力のあるモチモチのお餅。そこそこ噛みごたえもあります。
原材料は水飴・砂糖・もち米・澱粉のみで、とてもシンプルな餅菓子という印象です。やさしい味わいがたまらない~。
素朴な餅菓子が好きな人は、きっとはまるだろうなぁ。賞味期限が約60日なので、お土産にもいいですね。
片栗粉でくず湯(風)を作ってみた【レシピあり】
朝鮮飴を一箱食べ終わると、たくさんの片栗粉が残ります。そのまま捨てるのは非常にもったいない。
ということで、朝鮮飴にまぶされてる片栗粉で、くず湯風をつくってみました~!
【レシピ(クックパッドのレシピを参考)】
- 片栗粉:小さじ2
- 砂糖:小さじ2
- 水:大さじ1
- お湯(熱湯がよい):180ml
コップに片栗粉・砂糖を入れて水で溶く。お湯を注いでスプーンで混ぜ、とろりとなったら完成。
我が家の砂糖がてんさい糖のためか、やや黄色いくず湯(風)ができあがりました。
体がめちゃ温まる~~!片栗粉の有効活用ですね^^/
朝鮮飴の想い出
さいごに朝鮮飴の想い出をちょっと書こうかと。
わたしが小学生のころに家族がお土産として買ってきたのが、朝鮮飴とのさいしょの出会い。
箱を開けて、中身が白いことにビックリ!「えっ、これお菓子なの?」と思いましたね。
さらに不思議だったのが、餅なのに「飴」と書いてあること。そして、日本のお菓子なのに「朝鮮」という名前。
頭の中が???になりましたね笑
でも食べるとお餅がすごく美味しくて!小学生ながらに和菓子に感動した記憶があります。ずっと忘れられない想い出のある一品なのです。
園田屋の朝鮮飴はどこで買えるの?
熊本市にある園田屋の店舗や園田屋ヤフーショッピングで買えますよ。
園田屋に電話で尋ねたところ、熊本県内・県外の販売箇所を教えていただきました。(2018年10月時点)
- 熊本空港
- 熊本駅
- 城彩苑(熊本城のふもと)
- 博多阪急
- 岩田屋本店
- 銀座熊本館(アンテナショップ)
- 日本橋高島屋
- 新宿高島屋
おまけ:園田屋には朝鮮飴のレモン飴もあるよ
2018年8月に、115年ぶりの新商品が発売されたんですよ。その名は「れもん飴」。
求肥にレモンピールが入っていまして、朝鮮飴のレモン味といったらわかりやすいと思います。
こちらも試食した感想記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください。
→園田屋のれもん飴を食べてみた!モチモチでレモンピールが爽やか!
▼600以上のお土産菓子を食べたわたしがオススメする全国のお土産を紹介しています
コメント